芭蕉像
芭蕉翁記念館にある松尾芭蕉です。杖を持って立っていますが、水戸黄門ほどの老爺ではあるはずもないので、シャキッとしていて、旅に病んでいる姿ではありません。忍者と疑われたときの用心に、座頭市のような仕込み杖になっているのかも知れません。
山径を歩くときに、樫の棒など杖に持って歩くと「さあ、かかって来い」と不思議な勇気が湧いてきます。
あれはまだ見ぬものに対する、畏怖の武者震いなのでしょうか。
昔の餓鬼大将はたいてい棒切れを振り回していた。
棒切れが刀になり、鉄砲になり、ミサイルになり、核弾道になる。
どんどん強い物に頼らないと、生きて行けないとでも考えているのでしょう。
何も持っていない小生など、逆に恐い物は何もありません。恐いのは悪女の深情け……! |
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松尾芭蕉生誕地
木戸口
このような参観口とは驚きました。入ってすぐに案内の妙齢のご婦人の姿があったのにもびっくりでした。
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